始まり方

 

空飛ぶ金属片に乗って海を渡り

7回の朝を迎え、7回の夜を見送ったら

また空飛ぶ金属片に乗って海を渡って戻って来る

そう言うと、ある人は夢物語をみる様な目で私を見たから

私は得意の笑顔でうなずきながら

酸素や二酸化炭素に混じって空気中に漂うファンタジックな気分を吸い込めないでいた

 

カーテンから透ける

黄味がかったオレンジと、極薄の緑と、闇

その繰り返しを闇の中から見ていたら

炒めすぎた野菜みたいな女達の記念撮影に写り込んでしまった

 

始まりはいつもこんな風なのかもしれない